私にとっては『アニマルコミュニケーション講座に出席の旅』だが、夫と琴には『夏休み』としてついてきてもらった。
なぜならLAの空港でひとりでレンタカーしてAgouraまでドライブして毎日ひとりで食事、なんて、ヘタレな私にはハードルが高すぎるからだ。
もしそうしなければならなかったら講座は受けなかったと思う。そして悶々と、自らチャンスを逃した自分を責めていただろう。
夫が背中を押してくれた、というか引っ張ってくれたから来れた。嫌になっちゃうほどトントン拍子に事が運んだのだった。
夫には毎朝車で送ってもらい、日中琴と過ごしてもらい、夕方迎えに来てもらって、夜は家族で食事をし、時折不安や疲れや宿題で荒れる私を受け止めてもらった。感謝である。
そしてふわふわぽわぽわ笑顔の琴がいてくれるだけでもとても心安らいだ。
ママがお勉強中
おやぢとカリフォルニア観光を楽しむこっちゃん
サンタモニカらへんかね?砂浜広いなー
夫と琴は、ドライブやら海やらワイナリーやら、エンジョイしていてくれたようであった。
さて私の方は、初日はクラスメイトのあまりの早口弾丸おしゃべりぶりに面食らってしまい、「うぇ〜ん来るんじゃなかった、NY帰りたい…」という心境であったが、勝手がわかってからは充実した日々を送れた。
講座は先生のお宅で行われるのだが、白を基調としたアンティークカントリーな雰囲気のおうちでとても素敵だった。
クラスメイトはアメリカ人、カナダ人、韓国系ドイツ人、フランス人であったが皆さんもちろん英語ペラペラだった。基本的によく発言するし、躊躇せずどんどん質問する。先生も偉ぶることなくフランク且つ的確に答えてくださる。だんだん慣れてきてからは私もずっと知りたかったことを質問できスッキリ。
お庭にも馬がいて毎日触れ合ったのだが、さすがアメリカ、生徒の半分は馬と関わりがある人々であった。なので馬ともよくコミュニケーションした。
ベジタリアンも多かった。動物保護の活動をしている人も多い。
私もベジタリアンで過ごした。というかサラダかフルーツかクッキーくらいしか胃が受け付けなかったんだけど(笑)
毎日たくさんの貴重な情報が私の体に入ってきて、駆け足気味ではあったけれどテレパシーで動物と会話して、英語に浸かった。
はっきり話してくださる先生の話は100%近く理解できるが、生徒さんの雑談スピードにはついていけない時があり、聞いてなかったり意味がわかんなくてヘラヘラごまかしていた時もあった(笑)私がだまっていてもみんなが弾丸トークしているので問題無し。
日本で、日本語だったら私はもっと発言していただろう。でもこの期間、聞き手に回っていたことで、実はアニマルコミュニケーションに一番大切な『聞く』という立場を徹底して行えた気もしている。何事も意味があるのだな。
毎日夕方はへとへとで、ホテルの近くのレストランで食事をするのがやっとであった。
でもCalabasasは実はハリウッドセレブなどの別荘がある地帯らしく、そのせいかレストランはどこも美味しかった。
ホテルから歩いて行ける
Pedalers Fork
桃とレタスとナッツのサラダ 美味
コーンのクリームラビオリ 美味
だんだん食欲も戻って来たわけだ。
お花がいっぱいで小綺麗な街
水牛さんもいたね
とにかく薔薇が多くて
薔薇好きな私はゴキゲン
「妻をサポートしてくれる素晴らしい夫と可愛い犬」としてクラスメイトも先生も気にかけてくださった。毎日夫が迎えに来ると、みんな夫と琴に挨拶してくれていた。
そして、ある日の親睦ディナーに夫と琴も招いてくださった。感謝に堪えない。
最後の夜は家族でMalibuの海辺にあるGeoffrey'sへ。
講座に思い切って参加してよかった。
これからもトレーニングは続く。
次は20件のアニマルコミュニケーションをやってレポートを提出しなければならない。
講座終えた翌日すぐ、だだっ広いCAからせせこましいNYへ戻った。
セントラルパークの鬱蒼とした緑の匂いを嗅いだ時、乾燥したCAからNYに戻って来たことを体で感じた。
そして引越しの片付けの続き。
…と、いうわけでのんべんだらりの私にとっては怒涛の8月だったわけである。