Irving PlaceにあるBar Jamonでお一人様するはめに。
NYで独りバーはお初
ほどなく夫が到着し隣のレストランCasa Monoに移動。
ドリンクはお店の人が運んでくれる。
香ばしく表面をグリルした貝柱と
フレッシュな青リンゴスライスと
味噌パースニップバタースコッチという白いソースと
パセリのピュレと
カリカリに揚げた何か
と・て・も、おいしい!
ベイビーのイカのフライにシェリーのバルサミコとバジル
こ・れ・も、おいしい!
ハウスサラダ・マンチェゴチーズ添え
ドレッシングがちょっぴり甘めで、おいしい!
進む進む〜
久しぶりのステーキ
これも、とても美味
ソースやらキャラメライズドオニオンやら
付け合わせもすべて美味
なんだか、以前より腕が上がってる?!
大大満足。
十数年前にもやはりNYでのライブに行った。その時は今はなきLimelightにて。
観客は香水ぷんぷんのとても女性らしいふるまいと会話の男性陣であふれており。
「その人たちが順当に年を取って集合して密集なライブなのかな〜」と予想。
また、ニューアルバムを聴いた感じでは、ボーイジョージの声の低さ及びビブラートが美輪明宏化してる?!という感あり、もしかして黄色いヘアで出てくるんじゃないかと予想。
そんなことはなかった
もっとわるい汗でぎとぎとになってしまうのでは、という予想にも反して、
極めてさらっと、極めて丁寧に、極めて楽しそうに歌ってくれた。
貫禄も漂う。御年52歳。
彼は歌がうまいと思う。声量とかテクニックとかではなく、なんというか彼にしか出せない味がある。旨味があるのね。しかも絶対に音をはずさない。ライブでそれはすごいことだと思う。全然無理もしていない感じ。
アメリカのライブはほとんどが撮影OKなのでみんなスマホを高々と上げて撮影に励んでしまう。それをFワードで戒めるボーイジョージ。ま、誰もやめないけど。
そして、意外なことに笑い声が大らか。憎まれ口たたいたり冗談を言った後に「アッハッハ!」と気持よく大きな声で笑う。
カルチャークラブの時の歌もたくさん歌ってくれた。
でも、それは過去の栄光にすがるような悲壮感はゼロで、新しいアレンジで今の彼らしく
しっかりと歌い上げられた感。
彼もけっこうゴキゲンだったと思う
「New York!!!」と声かけてくれる度、まったくニューヨーカーではない私は若干申し訳ないような気分になった(笑)
前座のDJタイム入れて4時間くらい立っていたので、終わったら足の裏じんじん。
みんなで一緒に年老いているんだから、それを考慮して座席があるところでやってほしいわ…というのはわがまま?
楽しい一夜であった。
たまには身体の芯に響いてくる大きな音で音楽を聴くのもスカッとするもんだ。