風がつよくてかたち変わるでしゅ
地下鉄に乗ってダウンタウンへ向かい、気が向いたところで降りてみようと思った。
降りた駅はRector Street。
あたりに犬は見かけないがさっそくマーキングをする琴嬢
新しいビル群はビカビカである
今こういう全面ガラスのビルがいっぱい建っているけれど、日光の反射とか眩しくないのかしら。
初めてワールドトレードセンターのツインタワー跡地・9/11Memorialへ赴いた。
美しく巨大なスクエアにかたどられた中を細かい線状の水が滝となって流れ落ちる。
それはほぼツインタワーがあったところと重なっていると思う。
その水を取り囲むのは、犠牲者の名前を彫ったプレート。延々と。
掘られた字に薔薇がさしてあったりした。
エリアに足を踏み入れた時、なんだかお寺の敷地に入った時のような気持ちがした。
あたりの人々は笑顔でポーズを取って写真を撮り合ったり、セルフィーしたりしている。中には涙ぐんでいる人もいて、隣の人がやさしく背中をさすっていた。
私はなんだか胸がふるえてきて、レンズを向けることはできなかった。
高く晴れ渡る空を見上げて、上がった魂はこのようすがどんなふうに見えているのかな、と考えた。
ふと「悲しまないで」という声が聞こえた気がした。
滝の慰霊碑の隣には新しいビルの1ワールドトレードセンターがそびえ建っている。
堂々と、希望というものをあらわしている感じがする。
こっちに傾いてくるような不思議な角度に感じる
かつてのツインタワーに昔、何度も観光客を連れて行った。
展望台に登って喜ばない人はいなかった。
みんな「気持いい!」と言った。
私も毎度「気持いい」と思った。
てくてく。
一目瞭然バルーン屋さん
プールとか浮き輪とかボートとかはわかるが
このシマウマはどう使うのか
トライベッカにも素敵な建築物があって惚れる
今マンハッタンで平均所得が一番高いのはトライベッカ、と聞いたことがある。
こちらのコンドは日本人の建築家・坂茂氏が関わっているようである
一方、こんなすさんだ箇所もある
これはこれでマンハッタンぽい
もう頭の中Year of the Dragonよ
てくてく。
チャイナタウンに突入。すごい人。八角の匂いを感じる。今はライチやドラゴンフルーツが山ほど屋台で売られている。
公園で遊ぶ子供、100人くらいいた感じだったけど、全員中国系とみえた。すごい。
中国が大好きどうしの友達と『中華クラブ』を結成していた若い頃は、チャイナタウンで肉、魚、野菜、菓子パンなどの食材を喜々として買ったものだが、今はちょっと手が出せない臆病者…いえ慎重な人になりました(笑)
ニンニクや海老が利いた肉団子とかがお鍋に便利でね。今もあるのかしら。
魚屋のオヤジに調理アイデアを聞いて買ったりね。
「独身の男性は飲んではいけない」って書いてある精力剤発見して爆笑したりね。
楽しかったわ。
てくてく。
ロウアーイーストサイド到着。
目的は、是非行ってみたかった、動物の皮不使用のいわばVegan靴を扱う
Moo Shoes。
私は革靴も革バッグもダウンコートも羽毛布団も持っているけれど、次に買い替える時や買い足す時はもうちょっと配慮していきたいな、と考えている。(宣言ではないが)
でも合成皮革の化学的な匂いは非常に苦手なので、どんなものか手に取ってみたかったのだ。
そうしたら、あまり匂いはなかった。作りも革のものと遜色ない感じ。
興味があった
Matt & Natのお財布も触ることができた。これも臭くない!色味もよかった。
これから動物性でなくてもいいデザインと作りの靴やバッグが増えていくといいな。
Delancey Street駅から地下鉄に乗りアッパーウェストに戻って、ほっとした。
この静けさ、人の数、建物や道の感じが落ち着く。
無論ここでは異国人だけれども、今はここがホームになっているんだなぁ、と感じる。