ワイナリー巡り2日目。
まずはOpus One。
私は人生で一度しか飲んだことがない。
しかも、友達がコンペかなんかで獲ってきたのを5人で分けたという…
このワイナリーの入り口は驚くほど目立たない。
他のワイナリーのように看板も無い。
うっかりすると通り過ぎる。
小さくて薄〜い字
しかも木に隠れちゃって道路から見えにくい
敷地内は他のワイナリーとは一線を画す雰囲気。静謐で上品。
テイスティングに出されているのはたった一種類。この時期は2010年vintageのもの。
グラス一杯$40也。
どこまで犬がいいのかよくわからなかったが、結局テイスティングルームに入れた。
うやうやしく いただきます
さすがにとても、とてもおいしゅうございます
グラスを持って二階のテラスへ
こっちゃんはMummでもらった巨大クッキーを分割もしゃもしゃ
オリーブの木もある ハミングバードもいた
駐車場で日本人のドライバーさんに
「このぶどう、食べていいんだよ。食べてごらん、美味しいから」
と言われたので素直にいただいてみた。
ほんとによかったのかしら?
で、驚きの甘さ!!!
ふつうに食べるぶどうより断然甘くて美味しくてびっくり!こ、これをワインにしちゃってるの?!そりゃ美味しいはずだわ!納得。
カリフォルニアの太陽をたっぷり浴びて熟した自然の賜物なんだね…
なんだか神聖な気持ちでOpus Oneを後にする。
ランチはナパのダウンタウンにあるMorimotoのテラスにて。
ダウンタウンはまだ地震の影響であちこちの建物やガラスが壊れたままだった。
石焼yellowtailビビンバ
ワイナリー午後の部はGrgich Hills。
弟がハワイで結婚式をした日のディナーで初めて飲んで美味しくて盛り上がって次々おかわりして、両家の家族と友人達でお店の在庫を全て飲み干してしまった思い出のワイン…
「結構今回の主役っぽくない?」なんて張り切って行ったんだけど…
思ったより商業チックで…
メンバーになってもらって買わせよう感がすごく、テイスティングも二人分頼んだのに、途中からひとつのグラスを二人で分けるようにされたり、なんだか「?」な部分も。
メンバーになったらテイスティング代は無料、とのことだが別にNYで簡単に手に入るからなる必要もなく。
ワイン自体は美味しいのだけど、Opus Oneの後だからかいまひとつにも感じてしまって、あれあれ?(笑)
やや盛り下がり感は否めず「なんかこのままでは終われないね」と言いながらワイナリーを後にしてちょっと行くと、Heitzのワイナリーがあるではないか。
犬連れ可とは銘打ってなかったので今回行く予定にしていなかったのだけど、聞いてみたらOKとのこと!打って変わって盛り上がる我ら。
いぇーい
こちらのワインは以前人から教えてもらって、昔サンフランシスコを旅した時に飲んでみて美味しくて以来気に入っているワイン。
育つ気候や土壌が似ているのか、葡萄の木の近くに薔薇とオリーブの木をよく見かける。
どの木も好き。
シックで落ち着いた感じのテイスティングルームで
よござんす
こっちゃん何を思っているのかしら
ナンバリングしているのはことさら美味しい
♪
私はここで打ち止め〜 もう満足。というか、ムリ。
ほんとに、ワインテイスティングの旅って、苦行?体育会系?と言いたくなるくらいハード(笑)
夫は「もう一軒行くぜ!」と意思が固い。
なので、つづいてBeringerへ。
このワインはふだんよく飲むワイン。ミツワで買いがち(笑)
前回の駐在で住んだ郊外の家の近くのリカーショップでアル中っぽく震えるオヤジさんに教えてもらって知ったワイン。
とても広大な敷地でしっかり商業している感があるが、1800年代の古い建物を大事に手入れしてある感じで落ち着いた雰囲気で心地よい。
私はもう一滴もアルコールが入っていきませんので館内をぶらぶら
ヒマな私は、琴に興味を持つちびっこの相手をしつつ、その親御さんと話していた。なんか馴染みある英語だなーと思ったらNYのダウンタウンから来た方だった。
東海岸の英語の方に自分の耳が慣れていることを発見!
アメリカの中でも英語の発音に違いがある、とは聞くものの、せいぜい南部っぽさくらいしか認識できなかったのだけど、今回西海岸に来てちょっと違う感じを受けていた。店員さんの英語とか、なんか普段NYで聞く感じと違うのだ。
ディナーは、「このレストランは犬OK」とあちこちに書いてあったイタリアンを目指すも肝心の店から「サービスドッグ以外だめ」と言われ、心底驚き。
近くにあったBouchonで食すことになった。
ほんとによく飲んで食べた旅だった。
そして、青空に
夜空の月や星も、薔薇も、きれいだった。
琴も楽しんでくれたかな。
旅の途中のある日
『もう、カリフォルニアのことは終わったの』
と琴が言った気がした。
琴の魂の声かな、と思った。
琴の魂が、癒されたのならいいな。
確かに西にいること示すiPhone
翌朝サンフランシスコ空港に向かう時Golden Gate Bridgeを渡らなければならないのだが、すべてFasTrakというレーンで、No Cashと書かれている!
このFasTrakは、東で言うEZPassなんだろうが、そのレーンしかなくて現金払いができないっぽい。
「え、え、じゃあ旅行者はどうするの?レンタカーはどうするの?」と焦りつつ通り過ぎてしまった。
iPhoneで調べると、なんと渡る前にオンラインで払ってね♪だって。そんなのムリー!渡るかどうかもわからないのに。どういうシステムよ…
レンタカー屋さんに車を返す時に聞いたら、後でもオンラインで支払いOKとのこと。
ちょっとびっくりなシステムだわ…そんなにオンラインに頼る世の中で大丈夫なのかしら。
帰りのフライトも琴ちゃん順調、無事JFKに着いてあまりの蒸し暑さに驚く!
と、いうわけで犬連れカリフォルニア旅行記、終わり。