アニマルコミュニケーションのご案内

2015-11-06

オペラとパーティ

歩いてすぐそこにメトロポリタンオペラがあるのにあまり出向かない我々。
もっぱらそのあたりは犬のお散歩コース。あるいはホールフーズ帰りに重い荷物を持って斜めに横切らせてもらうショートカットコース。
人によっては「もったいない!」って思うかも?

でも、ありがたいことにオペラのチケットを譲っていただき久しぶりに鑑賞することができました。

プッチーニのトスカ
演技中は撮影不可・舞台後の挨拶の時

以前はオペラを観る時は事前に解説本を読んである程度話を理解してから出向いたものですが(でないと全くわからなくて歌声が心地よすぎて室温もちょうどよくて寝てしまう)今回のお話の内容は、漫画の「動物のお医者さん」で大まかに知っていましたので、大丈夫だな、と(笑)
漫画の方はすったもんだでコント化していくけれど、漫画の絵自体は結構舞台に忠実だったんだなぁ、と思いました。

でも、20年前とは違って自分の座席の前にちゃんと英語かドイツ語の字幕が出るようになっているではないか!便利!
そして字幕を読んで「トスカって嫉妬深すぎる…」と思う。

歌声はみなさん素晴らしかった!私は声色とかが物質的な質感として感じるのでそれを空想しながら楽しみました。

お隣のご婦人が「舞台、暗いわね〜」と話しかけてきました。
確かに、トスカは舞台がシンプルで地味に感じられるかも知れません。お話がお話ですから…救いのないストーリーです。
同じプッチーニのオペラでも、La Bohemeはそれはそれは美しい舞台セットでまずそこに大感動しました。
リーマンショック以降、舞台にかける予算も削られ以前より簡素になっていると聞きましたが、どうなんでしょうか。



別の日は、マンハッタンでの劇場運営者や舞台俳優養成を目的とする非営利団体のパーティに招かれて行って参りました。

ベジタブルとクスクスの前菜
しかしお隣の方とのお話に夢中になり残してしまう
私らしくないことに

メンバーはいわゆるWASPばかりで日本人は我々のテーブルだけでした。
そしてなぜか会場ど真ん中のテーブル。

女優のクリスティン・バランスキーさんを讃える趣旨です。トニー賞やエミー賞を受賞し現在はテレビドラマのThe Good Wifeに出演されています。
そのためにたくさんの俳優・女優・監督・脚本家など業界の人々と、金銭面からクラブを支える人々が集まりました。

わかる中では女優のメリル・ストリープさんやジュリアナ・マルグリースさん、俳優のアラン・カミングさん、監督のロブ・マーシャルさんなどがおられました。もっとほかにもいらしたんでしょうけれど、あまりわかりませんでした。


メリルさんはさすがの貫禄と余裕をお持ちでしたが、可憐でもありました。スピーチしていてもなんだかほのかに可愛いらしさがあるのです。そういうのが人を魅きつけるところなのでしょうか。ちょっと演技入ってお話された時、おお、とプチ感動。

テレビだとピー音が入ってしまう言葉をわざと乱用したスピーチで主賓を褒め称える人もいて爆笑でした。

めったに味わえない世界を体験させてもらいました。



犬の映画の前で寝る犬