アニマルコミュニケーションのご案内

2012-03-03

風太を通過したもの

昨日、アパートのエレベーターの中で琴ちんを可愛がってくれていた人が
「あれ?もう一匹、この子のブラザーかシスターがいなかった?」
と聞いてくれました。

風太のことです。

風太のことを覚えていてくれたということ、今もこうして聞いてきてくれること、両方がとってもうれしいです。

とっても、とっても。



こんなふうにカートに乗って、
エレベーターに搭乗していました

ポメラニアン・セットがカートに鎮座している姿は、ニューヨーカーたちには衝撃的だったようです。


テレビを観ているこっちゃん。ププ


我が家の不思議ちゃん・こっちゃんは、時々、キッチン横の廊下をひとりで笑いながらベッドルームへと通過していきます。キッチンで働く私を流し見しつつ。


顔つきとしては大体こんな感じで


先日も、キッチンで洗いものをしていた時にその気配を感じたので、
リビングにいる夫に
「今、不思議ちゃんがベッドルームに行ったよ〜」
と言うと、夫が
「えー?琴、ここにいるよー」
と返してきました。


へ?絶対、絶対、今、横を通過していったのに〜?!


…もしかして、風太?


ワーイ、そういうことにしよう。


では、“通過したのは風太”ということで、一方“風太を通過したもの”とは何でしょう?



これです



パールのピアス。直径9mmくらいあります
向かって右側が、風太の体内を通過したものです。
胃液で消化されて、若干小さくなっているのがおわかりでしょうか。


若い頃、まだ大酒飲みだった私は、夫と飲んだくれて夜中にアッパーイーストのアパートに帰ってきて、コートを着たままベッドに倒れ込み、朝まで爆睡していました。

その頃まだ子犬だったと思われる風太をサークルから出して、人間のベッドに乗せたまま。(あぶないのぅ…)


朝起きると、コートのボタンが取れていて、生地に穴が開いていました。

耳元を触ると、ピアスが一個ありませんでした。


風太のしわざだと、すぐに気づきました。


長い長いお留守番を夜中までひとりで頑張っていたのに、帰ってきたパパとママは酒臭い上にろくに自分を構わず爆睡。

「なんだよーっ!ひまだ、ひまだ、ひまだーーーっ!つまんなーい!」と思った風太の目に、丸いものたちが目に入り、格好のひまつぶしの餌食となったのでしょう。

コートからボタンをはぎ取り、耳からピアスを抜き取り、しっかり楽しんでとても満足していっしょに眠ったと思われます。


ボタンはその辺に転がっていましたが、ピアスがいくら探しても見つかりませんでした。

それから私は、Wee Wee Padできばる風太を毎度必死に見つめ、排出が終るとを割り箸でブツをこねくり、ピアスが入っていやしないかと探すことを繰り返しました。


…そして、とうとう!


出ましたよ! パールのピアス!


やっぱり風太が食べていたのだったー

無事出てきて、ヨカッタ〜!
(留め金の方は見つからなかったのですが)


ピアスのはりがささったりしなくて本当によかった、と思いました。

マァ、真珠はあまり消化されない情報です。


不注意で無謀で無知な親だった私。

不整脈や血便、脱毛症や咳があって、実は身体があまり強くなかったかもしれない風太。

それでも15年と8ヶ月も生きてくれたんだよねー 
すごいねー ありがとねー



一年前の今日の風太殿




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