アニマルコミュニケーションのご案内

2010-11-19

アメリカの店員と客

Crate&Barrelで買った赤いソファは主に“動物の毛だらけ事件”があって返品し、
次に買ったのがRoom&Boardのスリーパー(中からベッドをガチャコンと出すことができるようになっているタイプのソファ)。

しかし、店頭には普通のソファタイプしか置いてなくて、スリーパータイプの座り心地を試すことができませんでした。ソファは座り心地OKだったので大差ないかな、と思ってオーダーしました。

しかし実際に届いたスリーパーは、なんとも座り心地が中途半端で、座るとお尻が前へ滑る感じがします。夫も腰を少し痛めてしまったようです。


なので、大変申し訳ないけれど、返品させてもらうことにしました。
アメリカのお客の権利を使い過ぎでしょうか?!
こちらでは家具でも電化製品でも服でも、一度使用して「気に入らなかった」みたいな理由だけでも返品OKなのです。そして特に問題なければ全額返金されます(配達代は除外)。


ちょうどRoom&Boaordに注文した本棚が届く時だったので、ついでにスリーパーとチェアとオットマンを持っていってもらう手配をしてもらったはずでした。

しかし配達の人は「ピックアップする件は聞いてないっす!」と…。

…ま、そんなもんだよね。

しばらく電話でセンターの人ともめていたけれど、結局持っていってくれることになりました。


そしてまた部屋はがらんどう(笑)



ペンキ臭が無事揮発したCD棚にCDが納められております



結局、いっちばん最初に「いいね!」って言っていたばふっと系ソファを懲りずにCrate&Barrelに注文しました。
Fabricをin stockのものにしたので10日くらいで届きます(in stockでないものを選ぶと7〜12週間かかる)。


ところで、赤いソファ購入時に、“新しく引っ越して来た人が使っていい10%offクーポン”というのを使ったのだけれど、それはその時渡してしまいました。

「でもアメリカ人なら、『あの時のクーポンは使ってないのと同じだ。今回も10%offにして!』って言うだろうなぁ…」
と勝手に推測し、私もそう交渉してみました。

Crate&Barrelの人は3人掛かりでコンピュータに何やら打ち込んで、ちゃんと10%オフにしてくれました。言ってみるものです。



ところで日本のお店で
「お宅で買ったソファに動物の毛がびっしりついていて、返品したんですよー」
と言うと
「そうでしたかっ それは大変申し訳ございませんでしたっ」
という展開になるのが普通かな、と思いますけれど

こちらの店員さんたちは
「yuck!」(オエッ)
「really?」(ほんとですか?!)
「weird!」(へんなのーきもちわるー)
みたいな反応。

一緒になって「でしょでしょー」みたいな展開になります(笑)

アメリカに来たばかりの時はこういう類いのことに違和感を感じたものだったけれど、
今はあまり変に思わなくなっています。


それぞれの仕事と責任が独立していて、日本のように「我が社の者が、すみません」みたいな意識は薄いようです。(私はああいった、社員ひとりひとりが会社の代表だ、という意識もとてもすばらしいものだと思います)

アメリカでは経営者・販売員・配達手配人・配達人…と全員全く別々の責任でやっている、という意識なんでしょうね。

こちらも「ここではそういうものなのだ」と受け止めて対処することが必要なんだと思います。
そうできるのも、丁寧な言い方はあるけれど敬語は無く、あんまり前置きしないで結構単刀直入、といった英語の性質も手伝っているかな、とも思います。