よく風太はお店の前におすわりし、
「おふくろ、この店、イケルと思うんだぜ」
と教えてくれました。
素晴らしいオレ様
「そうそう、そうなのだよ、風太。このお店は美味しいのだ」
という時もあれば
「教えてくれてありがとう、行ってみるよ、でも風太は行けないんだぜ?」
という時もありました。
さて、ユニオンスクエア周辺に用事があってぶらぶらしていた時、
「クンクンクン…あの店、気になる」
ということがありました。
風太はもういないので、私が、です。
琴と一緒に玄関に貼られているメニューをみていたら、中から店員さんが話しかけてきました。
話の内容はレストランではなく、“犬”ですが(笑)
その人も犬を飼っているらしく
「結局犬が家を仕切っているよね〜」という意見で一致。
で、早速翌日行ってみました。Craftというお店です。
かかっている絵が日本画のよう、ミニマルで素敵
おしゃれで広々とした店内です。
メニューには非常にシンプルな記載しかありません。
材料と、“生”とか“ロースト”とか“ブレイズ”のように基本的な調理法が書いてあるだけ。
詳しい調理法やどんなソースや味付けなのか、どんな部位なのかなど、ウェイターさんと話しながらオーダーを決めていくのです。
確かに通常でもアメリカ人などは延々と店員さんと話し込んで、料理内容を聞き出し、相談し、材料を変更してもらったりして決めていくのをよく見かけます。
夫君もちゃんと「君のお勧めはどれだね?」なんて会話しています。
私はめんどくさいので極力話さないで決めちゃいたい(笑)
しかしながらこのお店では「このサラダのドレッシングはどんななのかしら?」などと聞かなければさっぱりわかりませんので、ニューヨーカー風に会話を楽しんで決めていきましたよ。
量が多い
でもモリモリいただけちゃう
またタコ
そしてパン粉をつけて揚げた半熟ゆで卵!どうやるんだろ
最近ワインをセレクトしてくれるようになった夫
しかもそれがアタリの確率が高い
急にできる子になって謎
この日は徹底して肉食しました。
ビーフの煮込み
うままま…
アメリカン和牛のグリル
夫君用
どれも非常に美味であった!アタリのお店だ!
そして一番感動的に美味しかったのが、
サイドディッシュのトウモロコシ!
これは、絶対またオーダーしちゃう!
最後にマネージャーさんが来て
「この辺りに住んでいる人はこのお店の存在を知っていますけど、よく当店を見つけられましたね〜 何か感じたんですってね?」
と言われました(笑) 私が席を外した隙に夫がネタを撒いたとみられる。
ついでに、「はす向かいのお店も美味しいからお勧め」と教えてくれました。
お土産にマフィンをいただいたのが
これもとても美味しかった。
昨夜の余韻を感じつつ翌朝食すというのも
なかなかよいもの。
最近時々あるパターンです。
43 E 19th St
New York NY