アニマルコミュニケーションのご案内

2015-09-21

NYで触れる文化や人種の違い

バンド名:アーミッシュアウトローズ
気になる
アウトローなアーミッシュって!


今日はブルックリンのWilliamsburgへ

地面にガシッと
お魚の立体オブジェが貼られている


アーミッシュとはドイツ系の移民でペンシルベニア州や中西部などで宗教に基づいて共同体で暮らしている方々ことだが、クラシカルでのどかな服装なのですぐにわかる。マンハッタンの中にもアーミッシュのスーパーがあるし、出稼ぎのように近所に農作物を売りに来る人もいる。基本、自給自足で電気を使わず質素な暮らしをしているらしい。

だがしかしこのバンドはエレキやマイクを使っている?!まさか演奏している隣でなんらかの動力で発電しているのかしら?!興味そそる〜


そして今日行ったブルックリンにはユダヤ系の人がたくさん住んでいる。ユダヤ系の中でもUltra-Orthodox Jewishという、日本語だと超正統派というのか、そういった人々が多く住んでいる。黒い帽子にくるんとカールした長いもみあげ、黒い服、女性はつやつやのミディアムストレートのかつらをつけているのでこれもまたすぐわかる。

今、ユダヤ教の何かの期間っぽいな、と街を歩いていて文字をみかけて気づいてはいたのだけど、今日、道に積まれたカラフルなプラスチックな箱の中に白い鶏がいっぱい入っていて、そこから鶏を出して鷲掴みにして歩くユダヤ人の人々をみて、何か鶏を使ってやる儀式の時なんだと思い出した。

それは、Kapporatという儀式でYom Kippurという大贖罪日を迎えるために、生きている鶏を頭の上で3回振り回して過去の罪を鶏に移して自分を清める、というものらしい。その鶏はその後屠られる。

まっしろの羽がストリートに舞っていた。

何もこのご時世、自分の罪を清めるために生きた動物を頭上を振り回さなくても、と思ってしまうけれど、彼らのやり方だから余計な御世話か。動物愛護団体による反対運動も起きているようだけれど。

宗教ってなんなんだろう。人生の支えや導きとなるすばらしい教えもたくさんあると思う。けれど、形や様式、歴史にとらわれた残虐性を持つものを守り続けるって本当にだいじなことなのかな…そこに何を学び何から救われるというのだろう…

と、思いつつチキンは宗教に関係なく全世界で多くの人に食べられているわけで…

でも、歴史やことの由来は理解し認め合いつつも、やっぱり残虐性があるものは文化・宗教に関わらず今後全世界的に減っていってほしいな。それが人類の進化の一部であってほしい。