アニマルコミュニケーションのご案内

2011-06-06

琴の気持ち

私たち人間が、おしゃべりや文字で「風太は上に行ったね、輝いているね」なんてやり取りをして勝手に納得したり喜んだりあるいは切なくなったりしている間に、琴は、


「風太は行ってないもん。風太はそばにいるもん。」


そう訴えて、悲痛な顔をしていました。

不安でしかたなく、混乱していました。









また、やってしまった。

人間は、言葉を使って、しゃべったり、書いたりして納得したり整理したりできてしまう。

それを横でじっと見つめている琴の気持ち、置いてきぼりにしてしまった。








琴も、家族なのに。

だいじなことは、家族で話し合わなくてはいけないのに。

風太の魂、そろそろ上に上がるかもね、琴ちゃん。
さみしいよね。
でも、それは風太にとってはいいことなんだそうよ。
私たちはみんなつながっていて、そのつながりは消えなくて、
さみしい時、困った時、風太はすぐに来てくれるらしいよ。
琴は、どう思う?
私はつらいけど、見送ってあげようかと思うの。
でも、琴がいやなら、まだいてもらおうか。

そんなふうに、話し合うべきでした。








琴の瞳の奥深くに、狂気さえ感じた時がありました。

これほどまでに、同居犬は胸を痛め、悲しむのだと、教わりました。

考えてみれば、私が旅行や買物や外食で出かけている間も、琴はいつも風太といっしょなのでした。

私は風太と15年半いっしょに暮らしたけれど、べったりいられたわけではない。

琴が風太と暮らした時間は7年だけれど、その7年間、ほとんどいっしょにいたのだ。

私が風太と離れていた時間も、風太といっしょにいたんだ。








私も日々、普通に食べて、笑って、歩いて、しゃべって、ってできているのだけど、まだ号泣してしまう。

風太から言われた、「琴の前では悲しい顔しないで」が、できない。

やっぱり、ぐるぐる、ぐちゃぐちゃです。


まぁこのまま、しばらくぐちゃぐちゃでフツーでしょ。

フフン


このあと楽しいおでかけレポートなどがつづきますよ。

フフフン



ほほう、そりゃたのしみですな
2009.10.16