アニマルコミュニケーションのご案内

2012-02-19

子犬ゲット

…といっても、友達の話です。

今日空手の稽古のあと、友達がQueensのFlushingへ子犬を見に行く、というので、私もついていくことにしました。

みんなでそそくさとランチを済ませ、お留守番していた琴をピックアップして、Flushingへと車を走らせました。

私はFlushingに行くと決めた時からなんだか“似ている子”というイメージを感じていました。
「風太に似ている子がいたら、やだなぁ。切なくなっちゃうじゃん。でも見たい気もする」などと考えていました。





Flushingには韓国人が多く住んでいるので、街の看板もハングルが多いです。

友達ご指定のEmpire Puppiesというお店に入ると、やや育った感のあるパピーが多くいて、そのせいかお値段も抑えめでした。


その中に、あまりに友達家族にぴったり合う、生後半年のわんちゃんがいました。

数年前に癌で亡くなってしまったあの子を彷彿とさせるとても愛想のいいチャーミングな子です。

「ああ、“似ている子”ってそっちか!」
と思いました。

そのわんちゃんはケース越しに好奇心と喜びを身体いっぱい使って表していました。

とても半年売れずにいた子とは思えない健全としたエネルギーを感じました。


私はその子をゴリ押しました。
元気だし、心の質もとてもよいように感じられるし、ポジティブなエネルギーを持っているし、友達の家に合うキャラクターだと思ったから…

その子も、友達の子供たちに愛嬌をふりまきます。子供たちはすっかり虜になっていました。


しかしながら、ママさんは今回はちがう毛色の子を探していたのでした。
なので、希望の色の子を奥から出してもらうと…


ケースの中の子がえさ入れをくわえ、ガンガン!とわざとガラスにぶつけたり床に落としたりしてそれはそれは盛大にアピールし始めたのです。

「えっ?! あたしじゃなくてそっち?! それはちがうんじゃなーい!!
 あたしを見てーーー!行かないでぇーーー!」

と言わんばかり。


…結局、ケースの中で暴れていたキュートなその子が友達家族に迎え入れられることになったのでした。

Congrats!



ペットショップの生体販売はなくなっていった方がいいのでしょうけれど、そうはいっても、その子はもう生まれ、存在している。

存在し始めて、六ヶ月たっている現実。

このまま売れなかった、どうなるのか?


そういう子をペットショップから迎え入れるのもひとつの助け方なのかも知れない…とも思うのです。

でもこうやって売れてしまうとお店は生体販売をやめないだろうし、ジレンマな問題です。



その子がペットショップから連れ出され、友達の車に乗った時、首を傾げて空を見上げました。

「あれは、なに?」

と、とても不思議そうに。
初めて空を見たのかも知れない、と思いました。


そしてまっすぐ夫と私を見て

「あたし、幸せになる。今日はゴリ押ししてくれてありがとう!」

と言ったような気がします。



その子の魂は、自分の家族がやってくる今日という日を辛抱強く待っていたのでしょう。

縁があったとしか思えない出会い方でした。





こっちゃん、気疲れしたものの、
ほっ


また一匹、幸せが約束されたわんこが誕生したかと思うと、私の気持ちもあったかです。




にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

にほんブログ村 犬ブログ ポメラニアンへ