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2011-08-08

琴抜歯騒動



チキンににんじんに大根にブルーベリー


前の晩、たんと食べて、
翌朝ごはんは抜きで動物病院へ。

右上の奥歯に歯石がついてぐらぐらしていたのと、左上の犬歯の歯茎が異様に減ってきて心配だったので、麻酔をかけて抜歯とクリーニングをすることになりました。
事前の診察では、「抜くのは奥の1本、犬歯はおそらくクリーニングで大丈夫でしょう」とのことでした。

ところが、実際は4本も抜かれていました。

私はそれを知ってかなりショックを受け、取り乱してしまいました。


ほとんど毎日磨いているけれどどうしても汚れてきてしまう琴の歯。
でも見える範囲ではそんなに歯石がついていないようでしたし、ぐらぐらする歯も例の1本のみ。
琴を引き取りに行った時、看護士さんに
「歯はぐらぐらしていたの。根元が病気になっていたから」
と、ただ口頭で伝えられても、全く納得がいきませんでした。

琴は帰宅してからもふらふらしています。施術後病院で3時間も休んでいたのにも関わらず、です。嘔吐もしました。


後から後から湧き出る疑問。
レントゲンも見せてくれない、抜いた歯も見せてくれない、施術の担当医が誰なのかもわからない。こんなにふらふらなんて、麻酔は的確だったのか。


なんだか不信感でいっぱいになってしまったので、たまらず夜、電話をかけ院長と話したい、とお願いしました。(ふだん院長に担当していただいています)


翌日、再び病院を訪れて、院長とお話しました。
「誰が施術したのか。(まさか看護士さんじゃないですよね?)」
「ぐらぐらしていた1本を抜くのはわかるけど、あとの3本はどうして抜く必要があったのか、納得できないのでレントゲンを見せて説明してほしい」
「抜いた歯を見せてほしかった。ちゃんと根元まできれいに抜歯できているか心配だし、証拠が無い」
「2日連続で何度も吐いている」
などなど疑問に思うことすべてぶつけました。

先生は丁寧に説明してくださいました。

クリーニングは看護士がやるけれども、抜歯は獣医師がやり、Dr.◯◯が行なったそう。

ひとつひとつレントゲン画像を見せていただき、琴の場合、歯の根元の方に病原があって歯骨が溶けていて歯周ポケットがとても深く、歯が支えられている部分が少なくなっていたことが見て取れました。
他にも危ない歯はあるけれど、それは残したそうです。それも画像でわかりました。

ふだん、ぐらぐらしていなくても、麻酔をかけるとぐらぐらしているのがわかることもあるそうです。

抜いた歯は通常クライアントが嫌がらなければ見せるらしいのですが「看護士、見せなかったの?」と言われました。うっかり片付けてしまったようです。でも、抜歯後のレントゲンが撮ってあり、すべてきちんと処置されていたことが確認できたのでマァよしとします。

嘔吐は、薬(抗生物質と鎮痛剤)と麻酔の両方の影響が考えられるので、一回分投薬を休止し様子をみることになりました。

犬歯は根が深いので縫ったのですが、抜糸の必要はなく自然になくなるタイプの糸であることや、いつから歯を磨いていいのかとか、どういう麻酔をしたのかとかいろいろ聞きました。


疑問点については全てお答えいただき納得できたので、ちゃんと聞いてよかったです。安心できました。
そうそう、いつもながら血液検査の結果もくれないのでリクエストしてプリントアウトしていただきました。


正しくはどうなのかわからないけれど、アメリカの麻酔は、日本に比べてきついような気がします。

日本では去勢避妊手術しても、帰宅した夜からぴんぴんして暴れていたので逆に心配したものですが、今回琴は帰りのだっこはまるで風船を抱いているように軽くおぼつかなく、帰宅しても落ち着かず、ずっと立ち尽くしていて、やがて下半身がゆらゆら揺れてきて倒れそうになります。

きゅうきゅう鳴いてかばんに入ったり、ぼうっとしていたり、遠巻きに私をじっと見たり。
吐くし、しっぽはだら〜ん、と下がったまま。

私としては、とてもとても不安な状態でした。

でも、こちらの獣医さんいわく、そういったことは麻酔後あり得る症状なのだそうです。


日本の友達が心配してくれて何度もメールをくれ、遠隔ヒーリングをしてくれ、電話までしてきてくれました。

おかげさまで3日目にはすっかり元気になり、ほっとしました。


今回のことで、いろいろ学びました。

日本はけっこう相手側から懇切丁寧に説明してくださることが多いけれども(特に日本でかかっていた獣医師が懇切丁寧で…)アメリカでは自分から聞き、主張しないといけません。
医療先進国とはいえ、サービスの面や人の意識の点で違いがあるのです。

風太は
「郷に入れば郷に従えなんだぜ。オイラは見守ってるぜ」
というメッセージを夫や友に託し、見守っててくれました。

確かに私は何度も「ここはアメリカ。日本とは違う」と自分に言い聞かせていました。
琴のまわりに白い煙のようなものがみえ、「あれ?風太が守ってる?」なんてこともありました。私のことも見ていてくれたと思います。


私は簡単に他人を信じないところがあるようなんですけれども(笑)
特に、医療関係は自分でよく知って理解したいという欲求が強いんです。

そして西洋医学に対し“すぐ投薬、すぐ手術”という先入観も持っています。

なのですぐ「その薬や治療は本当に必要?」と考えてしまうのです。

それって役に立つこともあるけれど、しんどいことでもあります。

人を信じられない、ってしんどいですから。

でも今回、
なんだか信用できない!で終るのではなく、どうして信用できないのか理由をあぶり出して、ちゃんと質問して答えを聞いて、その上で本当に信用するのかしないのか決めるべきだな、と思いました。
そうした方が結局気持ちも楽です。


そして、やはり風太のことを多く考えている日々でしたが、この数日、目の前の琴のことしか考えていませんでした。風太には「琴を守って!お願い!」という程度でした。

目の前の琴がだいじで、かけがえが無くて、愛おしくて、守りたい、という気持ちでいっぱいでした

…マァ、パニクる私を見て逆に琴が
「ママがたいへん、守んなきゃ、おやぢ、早く帰ってきて」
と玄関をじっと見つめていたのですが(笑)



ママ…しっかり…
あたちはだいじょぶなにょよ…
(大人びた表情…)



昨日は外食もできたよ♪


まだおもちゃで激しく遊ぶと「いてて」と、ぺ、と出してますが(笑)
一応、とっても元気です♡